POLYMATH

vi / biWORKS

POLYMATHは、「The DtoC Brand Explorers(DtoCブランド探検家)」をテーマとした、株式会社フラクタのオンライン番組です。番組の立ち上げに伴い、ロゴとキービジュアル、キーコピーを担当しました。

番組スタートの目的は、D2Cブランドを支えるサービス提供企業の担当者からお話をお聞きして、D2Cブランドの活性に貢献すること、ゲストである博学者から得た知恵を次の世代の経営者に伝えていくことです。これらの目的を軸にデザインの方向性について議論する中で、大切にしたいことは、番組の中で博学者の「ユニークな個性」が垣間見えることだとわかりました。周囲が感じる「ユニークな個性」は、博学者を構築するごく一部であり、その下には表から見えていないさまざまな要素が存在しています。このことは、人間の成果や能力を氷山のように見える部分(認識できる要素)と見えない部分(背景となる要素)に分けて考えるフレームワーク「アイスバーグモデル」と類似する考え方です。そこで、「アイスバーグモデル」の考え方をベースにロゴやビジュアルを表現しました。

何事も「聞く」という行為だけでは、得られることに限りがあります。情報を自らの知恵に変えたり、新たな発見を求めようとする時に、得られる情報をそのまま答えとして受け取るのではななく、情報をヒントにして何かを見出そうとする姿勢が大切です。そこで、「大切なことは、目をこらさなければ見えてこない」をコンセプトとしてロゴを構築しました。はっきり見えるのは上部のごくわずかな部分だけで、一見すると黒く塗りつぶされたように見えますが、目を凝らしてみると、うっすらとPOLYMATHの文字が浮かぶ仕様にし、人々がはっきり目にできる博学者の一面、それ以外の目をこらさなければ見えない膨大な要素を組み合わせて表現しました。

ブランディングエージェンシー 株式会社フラクタ


Client:株式会社フラクタ
Logo Design:阿部 雅幸
Key Visual / Copy:阿部 雅幸

Partner’s Voice

阿部さんにお願いしたのは、なによりもコンテンツの世界観を理解してくれていたこと、そして絶妙な距離感と温度感をクリエイティブに反映してくれる信頼があったからです!ジャズのセッションのように一緒にクリエイティブについてディスカッションできたことは貴重な体験で、最終的なアウトプットについても期待以上の感動をくださいました!

FRACTA 代表取締役 CEO 河野 貴伸